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未来のこどもたちに笑顔を!

未来のこどもたちに笑顔を!


太陽光、地熱発電、バイオマスなどの自然エネルギーに関心を持ち、関連ビジネスで次々と領域を広げる柳生 秀樹さん。その湧き出る行動力とフットワークの良さを支えるのは、自分の仕事を通じて次世代の子供たちを幸せにしたい、という熱い想いだ。もともと“人間嫌い”だったというが、いろいろな人と関わり結び付けることで、自身も周りの人も、将来の子供たちも笑顔にしているようだ。
彼の仕事に対する姿勢から、未来へのビジョンを持つことの大切さを学ぶ。

キーワードは「環境ソリューション」

――将来の子供たちに、環境と文化を遺していきたいという崇高なビジョンをお持ちですが、もともとそういう大志をもっておられたのですか?

柳生 いえいえ、そうでもありません。私自身は大学を卒業するまで順風満帆で、希望の大学に入り、卒業後はパイロットをめざしていました。アメリカで飛行訓練を重ねていたとき、重いヘルニアを患い、人生で初めての挫折を経験したんです。
失意のうちに帰国して「そうだ、自分はお金のことを知らない。経済を勉強しよう」と証券会社に入社しました。銀行や保険会社など他の金融機関も考えましたが、一番大変だと言われた証券業界を選んだ。世はバブルが弾けて拓銀や山一証券が破たんしようという頃でした。
「3年間修行しよう」と思っていた証券会社に10年ほどいました。富裕層や法人相手の投資案件を扱ううちに、本当のお金持ちのお金の使い方に触れた。彼らは「儲ける」ことよりも生み出した利益を寄付したり次世代のために投資したりするんです。自分自身はこのままでいいのか、と思ったときにリーマンショックが起こりました。
それで証券会社を退職して、興味のあった環境関連ビジネスを勉強しようと、バイオマスや太陽光などのクリーンエネルギーを扱う会社に転職、その後起業しました。
美談に聞こえますが、基本的には私がやっているのはコンサルティングで、土地や権利の売買です。普通にお金は好きです。ただ考え方は、将来の子供たちのために環境を守っていくというものにシフトしていきました。こうやってキャッシュフローをまわすことで、自分のやりたいことを実現する資金を生み出しています。

環境と日本文化を後世に伝えたい

――なんとご自分で現場に立たれているそうですね。

柳生 今年の夏から三重のメガソーラーの施工現場で、職人さんたちに交じって汗水たらして働いています。土地や権利の売買をするうちに、実際の施工にも興味を持ち、技術もわかったうえで、納めるところまで手掛けたくなったのです。
太陽光は、工事自体はそれほど複雑ではありません。ただ現場に実際に入るといろいろな職人さんたちとのネットワークができていって、みんな仕事が欲しい欲しいというので、自分は結局営業もやっています。投資案件を取ってきて、職人さんたちに仕事を渡して、という感じ(笑)

僕自身が建設業に携わるなんて全く思っていなかったのですが、やってみるとすごく面白いんです。職人さんたちからいろんなことを教えてもらえる。「こうすれば線が抜けるよ」「こうやったらテープが巻けるよ」とか、ホーッ!と驚くことがいっぱいあります。こんなこと絶対に学校では教えてくれませんよ!
こういうことを後世に伝えていく必要があると思うのです。どんな業種にもそういう技術や知恵があると思います。

――「こどもの笑顔」という会社にはどんな想いを込められたのですか?

柳生 「こどもの笑顔 株式会社」という会社では、ゴムチップ事業と植物工場事業に取り組んでいます。
私が手掛けるのは基本的に「環境ソリューションビジネス」というカテゴリのもので、社名には、私自身が仕事をすることを通じて、子供たちの笑顔が出るような将来にしていきたいという想いを込めました。

今年4月には新しく「スプリングラボ」という会社を立ち上げました。地熱発電について勉強するなかで、いろいろな温泉の方々と繋がりができたのですが、皆さん結構悩んでいて、「人材が足りない」とか「旅館のコンサルティングを任せたい」とか、いろいろなご相談をいただくんです。温泉に関するさまざまなお悩みを引き受けて解決できればと考えました。
社長には北出恭子という温泉ソムリエの女性を起用し、タレントでもある彼女をプロモーション活動のためにメディアに出すなど、私はそのマネジメントも行っています。

「温泉」は日本の文化のひとつ。でも温泉地へ行ってみると廃業する人がどんどん増えているんです。旅館を切り盛りするおじいさん、おばあさんが「大変過ぎて息子にはやらせたくない」と廃業してしまうのですが、オリジナリティのあるプロモーションがうまくいけば、復活できるんです。

自分がきっかけになって後に繋がれば嬉しい

――柳生さんにとって「はたらく」とはどういうことですか?

柳生 いま自分には、会社を大きくしたいとか、そういう想いはありません。自分がきっかけになって、後に繋がっていくようなビジネスモデルを創りだしたい。
温泉のビジネスもまだまだ駆け出しで、いま一生懸命押し出そうとしているところです。これが軌道に乗って、自分の会社で全部できればいいが、温泉の文化を日本に限らず海外にも発信していけたらいいと思っています。インバウンド(外国人の訪日旅行)対策は思いのほか立ち遅れています。人材も足りていないので若い力を入れながら、源泉かけ流しのような小さな温泉旅館のいいところを守り、温泉文化を海外や後世に伝えていきたいのです。

――若い人材を育てるというのは、簡単ではありません。

柳生 いま私が働いている現場にいるのは60代後半。まだまだ元気だから引退したくないし、(仕事で)よく歩いているから「ますます元気になった」と言っています。
これからは、そういうシニア層を活かしつつ若手とミックスして、彼らが持つ技術や知恵を伝承しながら、若手の育成を図っていかなきゃいけないと思います。職人さんというのは一人親方みたいな人が多い。そういう親方たちのネットワークの中で、若者に技術を伝えるということも必要かもしれません。
多くの産業で人材は不足しています。とりわけ建設業はまだまだ衰退しない重要な産業だし、後世に伝えなきゃいけない大事な知恵がたくさんあると、私は知りました。日本の技術は凄いと思います。


柳生 秀樹
こどもの笑顔 株式会社 代表取締役
SPRING LABO LLC 代表取締役

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