コラム

アイアールからのお知らせです。

3.11と同時に想うこと

大阪支店コラム

昨日3月11日、東日本大地震から8年が経ちました。
当時、私は関西・神戸で一人暮らしをする学生。
平日の午後、少し揺れを感じたのでツイッターやテレビを開いたら、日本の東側では大変なことが起こっていました。大津波、震災被害、原発事故…

それ以来の、被災地の方々の踏ん張りは計り知れません。
多くの方々が命を失い、家族を失い、家も、故郷も失いました。あの日以来、日本国中、苦悩し、議論し、そしてとにかく行動しました。被災地では何が不足しているのか、被災者がどういう気持ちでいらっしゃるのか、多くの国民(いや、国民だけでなく、海外からも) 支援と声援と心遣いが、物資や資金が、届けられました。
メディアもまた、コマーシャルを控えたりと多くの配慮・心遣いをしました。はたまた、娯楽がなければ被災者も息抜きができないのではと逆にネットでは敢えてクスっと笑えるネタを提供したり… どのような立場の人も、被災者を想う気持ちから自身の行動を起こしました。行動を起こす金銭的・心的余裕のない方々も、心の奥では祈っていました。

天災という災難には、思想も価値観も関係ありません。
「同じ人間としてなにができるか」

でも、また別にひとつ、同じ日本人として忘れてはいけないことがあります。
日本から拉致された被害者がいます。

ある日突然、忽然と消えて、どこへ行ったのかわからない。日常がある日突然奪われ、取り残された家族。
北朝鮮による拉致被害者です。
1970年代より、日本のあちこちで、人知れずポツポツと拉致され日本から消えた人がいる。日本政府は今も北朝鮮へ拉致被害者を返してくれと訴えていますが、国民のどれほどがその問題を共有できているでしょうか。昨年12月と今年2月、閉ざされた国「北朝鮮」と米国トランプ大統領の会談、日本メディアは秘密の国「北朝鮮」への好奇心的興味が先行、国民を拉致されたのに。北朝鮮を魅惑のアイドル扱いです。

日本の学校ではおそらく、今、東日本大地震の出来事を積極的に子供達に語っているでしょう。NHK紅白歌合戦でも、毎年東日本大震災被災地をテーマにする一コマがあります。もちろん、それは、本当に大切な事です。

でも北朝鮮による拉致被害者のことは、全くと言っていい程、表沙汰にされません。
確実な拉致被害者は17名、警察が北朝鮮による拉致の可能性を排除できないと断言している被害者はさらに+883名。
彼等のことを知り、その家族を思い遣る国民はどれほどいるのでしょうか。もちろん、経済効果としての額を換算すると東日本大地震の方が圧倒的に大きいのかもしれません。でも、密かに消えてゆく失踪者、そしてその家族の辛さ。仲間を奪われたこと。同じ日本国民を失うということ。

それを表沙汰に積極的に公表しないのは、北朝鮮への遠慮ですか。

たとえば家族がある日突然消えたら
たとえば自分がある日突然異国へ誘拐されたら
黙ってられますか。

東日本大地震被災者と北朝鮮拉致被害者。この違いは何なんだろう?
それについてメディアは積極的に報じない。政治家もイマイチ積極的でない。

悔しいです。
仲間を拉致られておきながら。

そんな事を、3.11に考えました。
どんな状況であれ、家族を失うことは辛いです。

以上は、政治的意見ではありません。
アイアール株式会社大阪支店総務Sの個人的なコメントとして、投稿させて頂きます。
3.11

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